【熊本地震】ホンダ熊本、完全復旧−２輪車ライン再開

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ホンダは１３日、２０１６年熊本地震の影響を受けた熊本製作所（熊本県大津町）を報道陣に公開し、八郷隆弘社長が完全復旧を宣言した。２輪車の生産ラインは、排気量５０―８００ｃｃの製品や３輪、バギー車を作るＭＵＬＴＩライン（写真）が５日に稼働し、３本のライン全てが再開。軽自動車用エンジン部品の生産も１３日に再開した。八郷隆弘社長は「皆さまのおかげで、熊本製作所の生産量が震災前のレベルに戻った」と謝意を表明した。

同製作所は４月１４日に発生した地震で、天井や壁面、配管などが被災。余震も重なり、生産不能な状況となった。その後、復旧を進め、５月に海外生産拠点向けの部品供給を、６月には同５０ｃｃのスクーターの組み立てを少量で、それぞれ再開。８月には同４００―１８００ｃｃの大型バイクを生産するＦＵＮラインも再開した。

同製作所からの部品供給が途絶え、ホンダから委託されている軽自動車の生産を縮小していた八千代工業四日市製作所（三重県四日市市）も、供給が再開されたため、１３日に通常生産を再開した。