[ 機械 ]
(2016/9/23 05:00)
コマツは新型の対人地雷除去機(不発弾処理用)を開発し、ラオスに投入した。新型機は油圧ショベル「PC130―8」をベースに、特殊なバケットを装備。硬い金属に覆われている不発弾を破壊することができる。
コマツは認定特定非営利活動法人「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」と2008年に提携。地雷除去機を無償貸与することで、これまでカンボジア、アンゴラで地雷除去を進めてきた。このほど提携範囲を拡大し、ラオスでの除去活動を開始した。
ラオスは国土の3分の1以上に及ぶエリアに大量の不発弾が残存しているという。その多くが不発のクラスター子弾で処理はほとんど進んでいない。新型機は主に硬い金属に覆われているクラスター子弾を破壊するために開発した。汎用性も高く、不発弾処理以外にも灌木(かんぼく)の除去や整地作業などにも使用できる。
従来の地雷除去機はブルドーザーをベースにしたタイプ。専用のアタッチメントを装着して、地雷原の地面を掘削しながら地雷を破壊する。
(2016/9/23 05:00)
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