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[ 機械 ]
(2016/10/24 05:00)
ファナックの工作機械用コンピューター数値制御(CNC)装置が、独ダイムラーの量産ラインに初採用されることが決まった。欧州完成車メーカー向けで初の事例となる。欧州では独シーメンスなど現地勢のCNCが強い。ファナックは今回の採用を機に、苦手とする欧州市場の攻略を加速。現在3割程度のシェアを、今後3年間で5割前後に引き上げる。同社と結びつきが強い日系工作機械メーカーの欧州戦略にも弾みがつきそうだ。
ファナックはダイムラー向けの1号案件として、CNCの高級シリーズを数台受注。導入後、半年から1年程度稼働して実績を残した後に、正式にCNCの調達先リストに加わるとみられる。
年内にも現地工作機械メーカーを通じ、納入が始まる予定。使いやすさを重視したCNC用操作盤の戦略機「iHMI=写真」も採用される見通しだ。
特殊案件を除けば、欧州車メーカーが量産用にファナック製CNCを指定して発注するのは初め...
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(2016/10/24 05:00)
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