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[ 医療・健康・食品 ]
(2016/10/25 05:00)
京都大学の山中伸弥教授らがiPS細胞(人工多能性幹細胞)を開発して今年で10年がたった。再生医療の将来性をにらみ、再生医療製品の開発や細胞培養装置、輸送事業など関連産業にさまざまな企業が参入。研究開発の活発化とともに、再生医療ビジネスが動きだした。事業拡大を狙う各社の動向を追う。(3回連載)
【急成長する市場】
再生医療は病気や事故で失われた臓器や組織の働きを再生するため、体外で培養した細胞や組織などを移植する新しい技術。これまで難しかった病気の治療に道を開き、政府も成長産業の一つとして事業化を後押しする。
経済産業省の試算では再生医療の国内市場は2012年の約90億円から30年に約1兆円、50年には2兆5000億円まで拡大。世界で38兆円の一大市場になる見通しだ。
【早期承認追い風】
成長市場をにらみ、企業の取り組みも盛んだ。富士フイルムは15年にiPS細胞を手がける米セル...
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(2016/10/25 05:00)
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