[ 自動車・輸送機 ]

完成車搬送に自動運転−日産、追浜工場で技術公開

(2016/12/6 05:00)

日産自動車は5日、追浜工場(神奈川県横須賀市)で、自動運転技術を使った完成車搬送システム「インテリジェント ビークル トーイング=写真」を報道陣に公開した。電気自動車(EV)をベースにした車両に完成車を3台けん引する台車を付け、無人で生産エリアから専用埠頭(ふとう)まで約1・4キロメートル運ぶ。2019年の本格運用を目指していく。

同システムはEV「リーフ」をベースに、カメラやレーザースキャナを取り付けた。白線や縁石を確認し、工場の地図と照合して車の位置を把握。直線路なら最大時速30キロメートルで走る。積み降ろし時に充電する。車両の作動状況などは管制センターで確認する。

システムは2015年6月に試験運用を開始した。従来、完成車は1台ずつ運転して運んでいた。労働人口の減少でドライバーが確できなくなると予想し、システムを開発。吉村東彦常務執行役員は「同じようなことをやっている同業他社は聞いたことがない」と独自性をアピールした。

今後は19年に同工場で本格運用を始め、国内外の工場へも採用していく考えだ。

(2016/12/6 05:00)

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