ボーイング８０機、イランが１６６億ドルで調達

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  イランが契約したボーイング７３７ＭＡＸボーイング（ボーイング社提供）

【パリ、ドバイ＝ロイターＥＳ・時事】イランは１１日、米航空機大手ボーイングから旅客機８０機を総額で１６６億ドルで調達する契約に調印した。欧州エアバスから数十機を調達する交渉も最終段階とされており、イランにとっては１９７９年の革命後に結ぶ西側企業との契約では最大規模となる。

国営イラン航空とボーイングの契約は、ナローボディーの「７３７ＭＡＸ」３０機、長距離用の「７７７ｓ」と「７７７―３００ＥＲ」それぞれ１５機が対象。

イラン当局者はロイター通信に対し、イラン航空はエアバスとの交渉も「最後の段階」と説明。今後２、３日で初回分５０―６０機の調達契約が結ばれる見通しだと明らかにした。

契約には、数十年に及ぶ制裁の間に密輸された部品などを使って運航されてきた老朽機の刷新分も含まれる。仏伊合弁のプロペラ機メーカーＡＴＲは、最大４０機の売却をまとめる上で必要な認可を米国から得たという。