[ 化学・金属・繊維 ]

居眠り運転、肌着で検知−東洋紡などが開発

(2017/1/12 05:00)

東洋紡は11日、フィルム状導電素材「COCOMI」を使った居眠り運転検知システム(写真)をユニオンツールと共同開発したと発表した。肌着に付いたCOCOMIがドライバーの心拍周期を測定し、眠気が生じる時の心電パターンが見られると眠気通知器が警報を発する。現在は電極としての性能を実証実験中で、2017年中の発売を予定している。初めてCOCOMIを人向けに展開する。

従来はベルトで締めるタイプやジェルで身体に貼り付けるタイプの電極を使ってきたが、長時間着けるには装着感に課題があった。COCOMIは薄く伸縮性があり、従来システムと比較して着心地を改善した。眠気検出の精度も従来と変わらない。

東洋紡はCOCOMIを使用した介護・見守り分野で18年度に2億円の売り上げを目指す。

(2017/1/12 05:00)

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