[ 環境・エネルギー ]

JXエネ、高耐熱品を車向けに投入−半導体用封止材、機能化学品事業の柱に

(2017/1/13 05:00)

JXエネルギーは次世代自動車向けの機能化学品事業に力を入れる。自動運転技術の実用化などに伴って変化する自動車関連部材へのニーズに、石油化学事業で培った独自の技術で対応する。具体的用途として、250度C以上の高温に耐えられる脂環式エポキシ化合物を使った次世代パワー半導体用の封止材などを売り込む。次世代自動車向けの材料を、住宅関連などと並ぶ機能化学品事業の柱にしたい意向だ。

当面力を入れる半導体封止材は、脂環式構造を持つ独自開発のエポキシ化合物を応用したもので、250度―300度Cの高温に耐えられる。従来、パワーデバイスに使われてきた封止材の大半は、耐熱性が175度C程度にとどまり、炭化ケイ素(SiC)パワー半導体など200度C以上の高耐熱性が要求される次世代パワーデバイスの封止には適さない。脂環式エポキシ化合物を使えば、専用の冷却系が不要になる。

次世代パワー半導体の封止材としてはほ...

(残り:335文字/本文:735文字)

(2017/1/13 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

素材・ヘルスケア・環境のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン