[ その他 ]
(2017/1/17 05:00)
■ランキング・ベスト10(1/9~1/15)
1位 ソニーが有機ELスマホ投入、来年にもエクスぺリア上位機に
2位 キヤノン、車載カメラ参入 自動運転向け需要狙う
3位 キヤノン、医療機器事業は東芝メディカルに集約
4位 ズームアップ/東芝、リストラへ-米原発事業の損失響く
5位 三菱化学など、ウエハーにGaN素子形成 パワー半導体で基礎技術
6位 メタンハイドレート開発、政府が民間参入後押し
7位 パイオニア、自動運転車向け3Dライダー 今秋にも試作機
8位 ドコモとNEC、スマホで養殖管理-“もうかる水産業”を支援
9位 パナソニック、次世代太陽電池「ペロブスカイト」実用化へ
10位 日本電産、ピッキング向け移動作業用ロボ 重さ85kgまで持ち運び
■解説:パイオニア、自動運転車向け3Dライダー 今秋にも試作機(1/10)
ザ・ロボット・リポートによれば、2016年のロボット関連スタートアップの資金調達ランキング1位は米ベロダイン・ライダー(調達額1億5000万ドル)で、3位に米クアナジー・システムズ(同9000万ドル)が入った。両社とも自動運転車向けのライダーを開発するシリコンバレー周辺のスタートアップ企業。ベロダインは昨年、米フォード・モーターと中国・バイドゥから新たに出資を受け入れ、1個当たり300-500ドル程度という低価格ライダーの開発を進めている。
一方、クアナジーには自動車部品大手の英デルファイ・オートモーティブ、サムスン・ベンチャーズなどが出資。屋根の上でクルクル回転するのではなく、ボディーのグリル部分などに取り付け、その存在を目立たせない小型・低価格のソリッドステート(固体集積回路)ライダーを開発する。同社は1月3日に最新モデルのライダーセンサー「S3」を17年から生産・出荷すると発表したのに続き、米ラスベガスで開催されたCESでは小糸製作所とライダー内臓ヘッドライトの概念設計について、協業することを明らかにした。
大手自動車部品やスタートアップなど、さまざまな企業が入り乱れ、ライダーをめぐる開発競争と合従連衡が激しくなりそうだ。
(2017/1/17 05:00)