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[ 科学技術・大学 ]
(2017/1/26 05:00)
奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科の高山誠司客員教授らは、アスパラガスの雌雄を決める性決定遺伝子を世界で初めて発見した。転写因子の機能があるたんぱく質のDNAを持った遺伝子が、おしべの発達を促進する性決定遺伝子だと分かった。将来、植物を人為的に雌雄があるようにしたり、雌雄を併せ持つ両性花にしたりする技術開発の可能性がある。
高速シーケンサーを用いて全遺伝情報や遺伝子発現を網羅的に解析した。雄株だけで発現する遺伝子を探索して特定し、ゲノム編集によって機能を確認した。
両性花だったアスパラガスの雌雄誕生を解明し、両性花が段階的におしべとめしべを失って現在に至ったとする、ダーウィン提唱の「進化説」も初めて実証できたという。
(2017/1/26 05:00)
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