[ 金融・商況 ]
(2017/1/31 05:00)
2015年に発覚した東芝の不適切な会計処理による株価下落で損失を受けたとして、三菱UFJ信託銀行などが東芝を相手に、損害賠償請求訴訟を起こす方針であることが30日、分かった。
3月末に、東京地裁に損賠請求訴訟を起こす方針で、同行の請求額は約10億円の見込み。
有価証券報告書への虚偽記載が株価下落につながったとして、三菱UFJ信託銀は同行が出資する日本マスタートラスト信託銀行と、両行に資産管理を任せている顧客に訴訟に関する説明を始めた。
信託銀行は、企業や年金基金が運用する株式や債券などの資産を管理している。
投資先に関する説明責任をこれまで以上に求められており、損害賠償請求が避けられないと判断したもようだ。
三井住友トラスト・ホールディングスとりそな銀行が出資する日本トラスティ・サービス信託銀行、みずほフィナンシャルグループ系列の資産管理サービス信託銀行も損賠請求を検討している。
(2017/1/31 05:00)
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