[ 機械 ]
(2017/2/11 05:00)
ヤンマーと井関農機は10日、国内市場向け農業機械製品の開発・生産分野で協業を拡大すると発表した。稲作用と畑作用の製品で相互のOEM(相手先ブランド)供給の対象を増やすほか、共同での製品開発を検討する。情報通信技術(ICT)を利用したサービスでも協力する。両社がそれぞれ持つ経営資源や技術ノウハウの補完により幅広い層の農家を支援する。
稲作用では2015年に相互OEMを始めた籾スリ機や計量選別機分野で、品目数を増やしていく。畑作用ではすでに野菜収穫機と野菜移植機の相互OEM供給を始めており、両社で作物ごとの野菜作機械の品ぞろえを拡充していく。ICT分野では、全地球測位システム(GPS)と通信端末を活用したヤンマーのシステム「スマートアシスト」を井関農機の製品用にアレンジして搭載する。
(2017/2/11 05:00)