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[ 医療・健康・食品 ]
(2017/2/22 05:00)
第一三共は生物由来のバイオ医薬品について、2020年度までに累計300億―400億円の設備投資を行う。主に国内の3工場へ投資し、動物細胞を培養してつくる抗体に抗がん剤などの薬剤を融合させた抗体薬物複合体(ADC)の生産を本格化する。化学合成で大量につくる低分子医薬品を主力としてきた体制を改め、多様なADC薬を適時に供給可能とする。経営目標であるがん領域事業の強化につなげる。
従来、第一三共ケミカルファーマの館林工場(群馬県千代田町)でADCの治験薬を生産してきた。ADCは「DS―8201(開発コード)」など2剤が第1相臨床試験、ほかに数剤が非臨床試験の段階にある。
こうした開発状況を踏まえ同社の小名浜工場(福島県いわき市)や、第一三共プロファーマの平塚工場(神奈川県平塚市)でもバイオ関連の製造設備を導入する。予備の生産体制として海外での外部委託も検討する...
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(2017/2/22 05:00)
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