[ ロボット ]
(2017/3/1 05:00)
東京大学生産技術研究所と海洋研究開発機構、九州工業大学などの7機関は、広域海底探査技術を開発するチーム「クロシオ」を結成して国際競技会に参戦する。米XPRIZE財団と英蘭系のロイヤル・ダッチ・シェルが開く競技会の技術審査を通過した。9月に実海域調査に挑戦する。
賞金総額は700万ドル。世界21チームが技術審査を通過し、日本からはクロシオのみが挑戦する。自律航行型の潜水ロボ3台と海上中継ロボを組み合わせて海底を調査する。9月に水深2000メートルで100平方キロメートル以上の海底地形図を16時間以内に作成する。共同代表を務めるソーントン・ブレア東大准教授は「ウェブで依頼するとロボットが自動で調査し、海底データが翌日納品されるワンクリックオーシャンサービスを実現したい」と力を込める。
(2017/3/1 05:00)