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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/3/10 14:30)
(ブルームバーグ)米配車サービス会社ウーバー・テクノロジーズは、運転手に対するおとり捜査中の政府当局者に偽バージョンのアプリを見せることで捜査を回避する慣行を禁止する。
「グレイボール」と呼ばれることもあるこのプログラムは、同社がサービス契約に違反していると見なす利用者をブロックする。これまでこうした利用者の中には、ウーバーが営業を許可されていない可能性のある地域で同社の配車サービスを依頼し、違反切符を切ったり車両を押収したりすることを狙う市の政府当局者や規制当局者も含まれていた。このような場合、グレイボールは配車をキャンセルしたり、実際には近くに存在しない車両を表示したりしていた。
ウーバーのジョー・サリバン最高セキュリティ責任者は、同社がグレイボールを調査していると発表。同社はグレイボールについて、運転手を暴力から守るなど様々な目的に使われていると説明してきた。
サリバン氏は「今後は特に、地方当局者の行動を対象とした利用を禁止する」と表明。「当社のシステムの設定状況を踏まえると、利用禁止の完全実施には幾らか時間がかかるだろう」と指摘した。
原題: Uber to Stop Using ‘Greyball’ to Block Government Officials(抜粋)
(2017/3/10 14:30)