[ ロボット ]
(2017/3/17 05:00)
DJIジャパン(東京都港区)は、農薬散布用飛行ロボット(ドローン)「アグラスMG―1=写真」を発売した。DJIは世界の民生用ドローン市場で7割のシェアを誇る。日本でも農業分野への進出で業務用ドローンでもナンバーワンを目指す。
DJIジャパンの呉韜社長は「MG―1は10リットルの農薬を積んでも安定して飛行できる」と胸を張る。1ヘクタールの農地に約10分で農薬を散布でき、操縦は楽にできる。農薬散布用ドローンの教育施設も4月以降30カ所設置し、認定教官も100人体制にするなど、教育やメンテナンス、保険制度など環境を整える。本体価格は180万円前後で、日本では年間1000台の販売を目標にしていく。
日本に先行して発売した中国や韓国での実績や日本の想定ユーザーの意見をベースに性能を改善したという。呉社長によると、特に日本は均一な散布が必要となるため、日本独自の噴射ノズルにした。農薬散布は管理機と呼ばれる農機の活用が主流。「ドローンは仕事が早い。うまく管理機と使い分けて農業を効率化してほしい」(呉社長)としている。
(2017/3/17 05:00)