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[ 科学技術・大学 ]
(2017/3/23 05:00)
芝浦工業大学は大学院理工学研究科の修士課程で、英語による講義と研究指導を行う「国際理工学専攻」を4月に開設する。従来の6専攻の全専門分野において英語で学位を取得できる。日本人学生は欧米の協定大学へ3カ月―1年間の留学を必修とする。
同大の大学院は、技術経営を除いて理工学研究科に一本化している。機械工学や応用化学など分野別の6専攻に対し、分野横断の国際理工学専攻として4月にスタートする。今春の入学予定は定員と同じ10人。専任教員は9人(うち外国人が3人)で専攻の独自科目は22科目になる。ほかに既存専攻で英語授業をする教員約60人が新専攻副所属となり、63科目に対応する。
日常の教育を英語で行う上、日本人学生は留学が必須だ。東南アジアなどからの外国人学生は、国内インターンシップ(就業体験)に2週間―1カ月で取り組む。
同大は文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援事業」に採択され、英語による講義を増強してきた。今回の留学生インターンは、同事業と関連して運営する国際化推進の「GTIコンソーシアム」の参加企業が受け入れる。一方、学部は4月新設の建築学部を含め四つとなる。このうちシステム理工学部の3学科を対象する「国際コース」も同時にスタート。新専攻と連動させる。
(2017/3/23 05:00)