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[ エレクトロニクス ]
(2017/3/29 05:00)
NECソリューションイノベータ(東京都江東区、杉山清社長、03・5534・2222)と群馬大学大学院理工学府は、ストレスによって増減する唾液中のアミラーゼ(消化酵素の一種)のみに結合する核酸アプタマー(分子)の開発に成功した。今後はこの成果を生かし、ストレスの変化量を簡易試験紙と比較して、より正確に測定できる半導体チップの開発を目指す。
ストレスによって引き起こされる疾患の増加は、大きな社会課題となっている。このため従来の心理療法に加え疲労やストレスなどの体調を反映するバイオマーカーに対するニーズが高まっている。ただ、これまで唾液アミラーゼをはじめ、ストレスマーカーに結合する核酸アプタマーの開発は十分な成果が得られていなかった。
NECソリューションイノベータと群馬大学は2014年に科学技術振興機構(JST)の「研究成果最適展開支援プログラム」の採択を受け、人工核酸によるバイオマーカー簡易検出センサーの技術開発を行っている。今回の研究成果は3月3日発行の英科学誌「サイエンティフィック・リポート」に掲載した。
(2017/3/29 05:00)
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