- トップ
- 自動車・輸送機ニュース
- 記事詳細
[ 自動車・輸送機 ]
(2017/4/4 05:00)
米ボーイングは、中大型旅客機「787」の最新鋭機種「787―10=写真」の初飛行に成功した。サウスカロライナ工場(米国)に隣接する飛行場で実施し、4時間58分の飛行を無事に終了した。同機種は787の中で、最長の胴体を備えた派生機。今後は2018年上期の初号機納入に向け、包括的な飛行試験に入る。
新型機は現行の「787―9」の胴体を5・5メートル延長し、787ファミリーの優れた乗り心地と長距離運航を達成した。1座席当たりの燃料効率性とCO2(二酸化炭素)排出量は、競合機種と比較して10%優れているという。787―10は現在までに149機を受注。ローンチカスタマー(開発の後ろ盾となる顧客)のシンガポール航空をはじめ、全日本空輸(ANA)やブリティッシュ・エアウェイズなど、9社が導入を表明している。
(2017/4/4 05:00)