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[ トピックス ]
(2017/4/7 05:00)
日本各地に225品目ある伝統的工芸品。高くて日常で使えないイメージがあるが、実際に使ってみると、磨き抜かれた実用性の高さに驚く。数百円から購入でき、海外出張するビジネスマンや訪日外国人の手土産として改めて注目を集めている。デザイナーと連携した新ブランドの設立など、現代の多様な消費者ニーズに合った新たな動きも出てきた。
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東京メトロ青山一丁目駅から徒歩数分。大使館やアパレル本社などがあるビルディング街の一角に、伝統的工芸品を一堂に展示・販売する「伝統工芸 青山スクエア」がある。
中央には、端午の節句向けのよろいかぶとや五月人形の周りに、全国各地の皿やつぼが多数展示してある。実演コーナーには九谷焼の絵付け作業に興味津々な子どもたちがいた。壁際の棚に目をやると、観光客風の西洋人カップルが真剣なまなざしで、江戸切子の美しい模様を眺めていた。
「日本人以上にこだわりを持って来場する外国人が...
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(2017/4/7 05:00)
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