[ ロボット ]
(2017/4/7 05:00)
テラドローン(東京都渋谷区、徳重徹社長、03・6419・7193)は、航空機の形をした固定翼型の飛行ロボット(ドローン、写真)を開発した。月内にもレーザー測量で利用を始める。10キログラムの荷物を運べるため従来機より短時間で広範囲を高精度測量できるレーザー測量機を搭載できる。国内ではまず3台を稼働する。
新しい固定翼型ドローン「テラパワーリフター」は、固定翼部分がカイト(凧)の羽状になっており、慣性飛行を使うことで蓄電池の消費を抑えられる。飛行時間はレーザー測量機を積んで約2時間。上空200メートルからの計測が可能となる。
同社はマルチコプター型や、英クエストUAV製固定翼型ドローンを採用している。それぞれの特徴を生かしてドローンを使い分け、ユーザーニーズに合ったサービスを提供する。
今回の固定翼型ドローンは、10―20分しか連続飛行できないマルチコプターより長時間飛行できる。飛行速度も速く、1日に約200万平方メートルを計測できるという。
(2017/4/7 05:00)