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[ 環境・エネルギー ]
(2017/4/11 05:00)
石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は10日、経済産業省から受託したメタンハイドレート開発促進事業の一環として、渥美半島から志摩半島の沖合(第二渥美海丘)で第2回海洋産出試験を実施すると発表した。商業化を見据えた試金石となる産出試験で、4月下旬から3―4週間のガス連続生産を目指す。
メタンハイドレートを分解し、天然ガスを取り出す。2013年の第1回試験では坑井内に砂が流入するトラブルにより6日間で終了した。今回は形状記憶ポリマーによる出砂対策を施した2本のガス生産用坑井を掘削する。地球深部探査船「ちきゅう」の運用費など海洋産出試験の予算は合計200億円規模。メタンハイドレートは、メタンと水が低温、高圧の状態で結晶化した物質。日本近海には日本の天然ガス消費量の約10年分に相当するメタンハイドレートが存在するとみられる。
海洋基本計画では、平成30年代(2018―27年)後半に民間企業が主導する商業化のためのプロジェクトの開始を掲げている。米国産シェールガスの台頭などで天然ガスの取引価格が下落する中、コスト競争力が鍵を握る。今後、米アラスカ州での陸上産出試験なども予定される。
(2017/4/11 05:00)
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