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[ 科学技術・大学 ]
(2017/4/13 05:00)
悪玉コレステロールと呼ばれるLDL(低密度リポたんぱく質)は、血液中でコレステロールのほか、水に溶けにくい薬を運ぶ機能があることが分かった。血液中のLDL濃度や、LDLを血液から細胞に取り込む受容体たんぱく質の活性には個人差があり、薬の効き目が予想と違う原因になっている可能性があるという。
東京大学医学部付属病院と国立循環器病研究センター研究所のチームが英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。家族性(遺伝性)の高コレステロール血症患者では、血液を装置に通してLDLを取り除く治療を行った後、LDLに運ばれる薬の血中濃度も大きく低下したため、注意が必要という。
(2017/4/13 05:00)