[ 政治・経済 ]
(2017/4/27 05:00)
国土交通省は26日、自動運転における損害賠償責任に関する有識者会合を開き、論点を整理した。このうち自動運転システムの欠陥による事故の損害で、誰が負担するかについて、「運転者や事業者」「運転者や事業者、自動車メーカー」「自動車メーカー」の3案を示した。引き続き検討を進め、夏に次回会合を開く。
自動車損害賠償保障法では、運転者や運送事業者などが交通事故の責任を負う。ただ自動運転では、運転者などが責任を負うことが妥当か、検討課題に挙がっていた。
3案のうち、運転者などが責任を負う従来の案では、保険会社が自動車メーカーに求償した際、メーカーによる弁済の実効性を持たせる仕組みが必要とした。運転者などに自動車メーカーを加える案では、自動車メーカーにあらかじめ一定の負担を求める。自動車メーカーだけにする三つ目の案では、システムの欠陥による事故は、自動車メーカーに事実上の無過失責任を負担させるとした。
(2017/4/27 05:00)
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