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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/5/1 05:00)
【広島】マツダと広島大学は、ゲノム編集技術を使って、微細藻類から自動車燃料となる油脂を高効率で取り出す技術を開発するための共同研究講座を広島大学に開設した。2017年度から2年間かけて藻類によるバイオ燃料生産の実用化に道筋をつけたい考え。
広島大学大学院理学研究科内に「次世代自動車技術共同研究講座 藻類エネルギー創成研究室」を開設して、専任研究員を配置した。
今回の研究では、原料となる藻類に油脂を大量にため込む性質を持つ「ナンノクロロプシス」を使用する。東京工業大学生命理工学院の太田啓之教授が燃料向きの油脂を大量に生産するための遺伝子改変の戦略を策定する。
広島大の山本卓教授がこの藻類に適したゲノム編集技術を開発する。広島大の坂本敦教授は最適な培養方法を開発する。マツダは、自動車燃料としての評価などを受け持つ。
藻類から取るバイオ燃料は、食物原料を使わずに二酸化炭素排出を削減できると期待されているが、実用化には生産効率の向上と取れる油脂の質を高めることが必要。ゲノム編集技術が加わることにより、品種改良の速度を飛躍的に短縮できる。
(2017/5/1 05:00)
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