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[ 政治・経済 ]
(2017/5/1 05:00)
人手不足が、堅調な企業業績の足かせになりかねない。厚生労働省によると2016年度平均の有効求人倍率は1・39倍と、バブル経済の90年度(1・43倍)以来26年ぶりの高水準。3月単月の同倍率(季節調整値)も1・45倍と、90年11月以来26年4カ月ぶりの高水準だった。人材を確保しようと賃上げが続けば、中小企業をはじめ企業の収益は圧迫される。政府が6月にも策定する新成長戦略でいかに労働生産性を引き上げるか試されている。
有効求人倍率が高水準なのは、外需に支えられて緩やかな景気回復が続く中、生産年齢人口が減少しているためだ。人手不足の実態を業種別でみると、3月の新規求人数(原数値)の伸び率が高いのは運輸・郵便業(前年同月比12・2%増)、建設業(同11・7%増)、製造業(同11・0%増)、サービス業(同7・7%増)、医療・福祉(同6・8%増)などだった。
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(2017/5/1 05:00)
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