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[ ICT ]
(2017/5/1 05:00)
NTTドコモは防災科学技術研究所(防災科研)と連携し、IoT(モノのインターネット)向け無線通信を活用した低価格な地滑り予兆検知システムを2020年をめどに商用化する。山間部斜面に設置したセンサーと通信機能を備えた杭からデータを収集・解析し、地滑りの予兆を検知する。16年の熊本地震後も土砂崩れの懸念がある熊本県内を中心に実証を進める。IoTに適した通信の活用を拡大する。
山間部の斜面に加速度センサーと通信機能を備えた杭を設置し低コストでデータを送れる無線通信方式「LPWA」(ロー・パワー・ワイド・エリア=用語参照)による通信で、センサーから取得したデータを中継装置に飛ばし、そこから携帯電話網を使ってクラウド上に収集・蓄積。そのデータを活用し、予兆検知できるアルゴリズムを開発する。地滑りの予兆検知は実用化されていない。
予兆データはクラウド経由で自治体やインフラ会社などに提供する。商用化...
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(2017/5/1 05:00)
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