[ 地域経済 ]
(2017/5/2 05:00)
日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)がまとめた「昇進昇格実態調査」によると、「人事評価」や「信頼関係」で上司と部下で大きな認識差があることが判明した。「業務関連の適切なフィードバック」では40%以上の差。上司はやっているつもりだが、部下はそれを認めない。
まずは人事評価。上司は公正に評価しようと努めているかについて、「あてはまる」が59・6%、「ややあてはまる」が35・6%と肯定派が95・2%。これに対し部下側は「当てはまる」は16・5%、「ややあてはまる」が35・8%と合計52・3%。42・9%の差がある。
業務の進捗(しんちょく)やできばえについて部下にフィードバックをしているかについては、上司は「あてはまる」が31・5%、「ややあてはまる」が57・8%。合計89・3%。部下は「あてはまる」は9・8%、「ややあてはまる」は36・2%。合計46・0%。合計43・3%の差だ。
さらに、昇進昇格審査を通じて部下との信頼が強まったと見る上司は「あてはまる」が12・2%、「ややあてはまる」が41・5%と合計53・7%。半数を超えるが、部下は「あてはまる」は7・1%、「ややあてはまる」は22・8%と合計29・9と約3分の1。
上司と部下が相互にコミュニケーション能力を磨くことは不可欠だ。調査はインターネットを使い、16年8月、3年以内に昇進試験を受けた部下をもつ管理職の会社員270人を対象に実施した。同年6月に行った部下に対する調査との比較をした。
(2017/5/2 05:00)
関連リンク
モノづくり基盤・成長企業のニュース一覧
- テツカクリエート、新工場を9月にも本格稼働−6.8億円投資、航空機関連部品生産(17/05/02)
- 本日も東奔西走/中小企業診断士からの応援歌(103)17年版中小企業白書・小規模企業白書(上)(17/05/02)
- 成長企業チカラの源泉(85)東洋スクリーン工業−スリット幅20μm以下実現(17/05/02)
- 上司と部下、「人事評価」認識に大きなズレ 公正さは42.9%差(17/05/02)
- 熊本産食品の魅力発信−東商がガイドブック発行(17/05/02)
- 都中央会、団体向け課題解決プロジェクト支援事業 募集開始(17/05/02)
- 中災防、17日に安全衛生法令セミナー(17/05/02)
- 経営ひと言/室本鉄工・田中保寛社長「一手間が大切」(17/05/02)