フィルテックの甘酒好調 健康志向と真空パックで人気

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  アマゾンで人気ナンバーワンになったパッケージタイプの甘酒

フィルテック（長野県箕輪町、木村昌夫社長、０２６５・９６・７９３９）が１月に発売したノンアルコールの甘酒の売れ行きが好調だ。電子商取引（ＥＣ）サイトの「アマゾン」などで発売した当初はポツポツとした売れ行きだったが、深瀬順一専務は「たまたまその頃、テレビ番組で甘酒の効用を取り上げた番組の放映を受け、当社にも注文が殺到した」と振り返る。

１日に数十万円の売り上げを記録したこともあり、既に累計売り上げで１０００万円を突破。「アマゾンサイトの甘酒人気ランキングは大手食品メーカーなどと肩を並べて５位になり、発売初期の瓶に代わる真空パッケージ品では、なんと１位にもなった」と深瀬専務は胸を張る。

深瀬専務は、本業では機械加工などを手がける別の会社を経営する。「長野県の食材を利用して全国にその魅力を発信したい」との思いから、「信州一献」というブランドを商標登録。同甘酒のほか、信州味噌、手軽に利用できる真空パックのぬか床、半生タイプの信州そばを既にラインアップ。ネット販売に加え、中央道の諏訪湖サービスエリアや地元スーパーなどにも配品を開始。将来は「４７都道府県全てに、小さくともアンテナショップを展開し、長野の魅力を発信したい」と意気込んでいる。（諏訪）