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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/5/11 05:00)
JR西日本は10日、軌道状態を車両走行時に自動検査する線路設備診断システム(写真)を9月から試行導入すると発表した。車上で画像分析と要整備箇所の検知を備えるシステム導入は国内初という。検査の作業効率を上げ、安全性を高める。山陽新幹線の軌道で試験運用し、4、5年後の実用化を予定する。
イタリアのメルメック製で、投資額は約7億円。保守用の動力車でけん引し、時速50キロメートルで測定する。従来は係員が軌道上を歩き目視検査していた。将来は北陸新幹線や在来線への展開も計画。来島達夫社長は「現行の検査品質を担保し、列車の安全性を向上したい」と述べた。
同システムでは、軌道検査測定装置が車両の左右と中央に3台設置したカメラからレール表面やレール止め金具を含む軌道全体を撮影し測定。同時に継目板検査装置が左右各2カ所の4台のカメラからレール側面の継目板を測定する。
(2017/5/11 05:00)
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