[ ICT ]
(2017/5/11 05:00)
ソフトバンクグループが10日発表した2017年3月期連結決算(国際会計基準)は、当期利益が前期比3・0倍の1兆4263億円となり、トヨタに続き、国内の事業会社として2社目の1兆円超えとなった。携帯電話子会社の米スプリントの業績改善が利益を押し上げたほか、国内通信事業も堅調に推移した。営業利益も同12・9%増の1兆259億円となった。
スプリントはネットワーク関連などのコストを大幅に削減し、営業利益は同3倍の1864億円に上った。スプリントをめぐっては米国通信業界の再編に向けて米TモバイルUSと合併するといった観測が出ている。これについて同日会見したソフトバンクグループの孫正義社長は「さまざまな可能性について積極的に交渉する」と述べるにとどめた。同日、スプリントや米クアルコムと共同で2・5ギガヘルツ(ギガは10億)における第5世代移動通信システム(5G)技術を開発することに合意したと発表した。
(2017/5/11 05:00)
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