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[ 化学・金属・繊維 ]
(2017/5/19 05:00)
三菱ケミカルは18日、トヨタ自動車が3月に発売した高級車レクサスに、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)材料が採用されたと発表した。新型クーペ「LC500」と「同h」のドアやラゲッジ部分のインナーに、シート・モールド・コンパウンド(SMC)と呼ぶCFRPが使われた。採用に当たり、大幅な軽量化と高い部材性能を実現した点や、複雑形状の部材を生産できる高い成形性が評価された。
三菱ケミカルはSMCを自動車分野へ売り込んでおり、トヨタへの採用は2月発売の「プリウスPHV」のバックドア用骨格部材に続き、2件目。
SMCはCFRPの中間基材の一種で、数センチメートルの炭素繊維を含むシート状の材料。2―5分程度のプレス工程で成形できるなど生産性が高い。連続した炭素繊維に樹脂を含浸したプリプレグよりも複雑な設計を行える。
(2017/5/19 05:00)
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