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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/5/22 05:00)
川崎重工業は米国現地法人のリンカーン工場(ネブラスカ州)で整備していた、米ボーイングの次期大型旅客機「777X」用貨物扉の製造ラインを完成した。月内に試験製造に着手し、今秋から本格的に製造を始める。岐阜工場(岐阜県各務原市)、名古屋第一工場(愛知県弥富市)に続く、航空機関連の主力工場の一つとなる。
製造ラインは同工場の既存建屋内の約2800平方メートルエリアに整備した。投資額は約15億円。川重として初めて、米国に設置した航空機用部品の製造拠点となる。自社製塗装ロボットのほか、打鋲(びょう)の対象範囲が拡大したオートリベッター(自動打鋲機)など最新鋭の設備を導入。高品質で高効率な生産体制を構築した。
今後は777Xの前部胴体や中部胴体の製造を担う名古屋第一工場内の新工場と同様に、ICT(情報通信技術)やIoT(モノのインターネット)などのインフラ整備を計画している。
(2017/5/22 05:00)
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