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[ 環境・エネルギー ]
(2017/5/23 05:00)
三井造船は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などと共同で、波力発電の実証試験を神津島(東京都神津島村)沖合で始めた。三井造船が開発した機械式波力発電装置(写真)を採用し、平均発電量は600ワットを想定。実証で運転制御方法の効果や荒天時の耐久性などを確認し、2017年の夏ごろまで実施する計画だ。
実証試験は三井造船がとりまとめを行い、NEDO、五洋建設、東京大学が参加する。五洋建設が現地施工を担当、東京大学は海洋観測・シミュレーションを担う。神津島の北側に位置する黒根沖で離岸距離800メートル、水深32メートルの外洋に装置を設置する。
開発した装置は波によるフロートの上下運動を機械的に回転運動に変換し、発電機で発電を行うもの。定格出力は3キロワットで、全長約13メートル、空中重量は約10トンとした。三井造船は2008年から機械式波力発電の研究を開始。今回、沖合に設置可能な装置を完成させ、実証試験の実施にこぎ着けた。
(2017/5/23 05:00)
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