[ 中小・ベンチャー ]

精密プレス工業、金属加工の品質管理照準 機器事業を新たな柱に

(2017/5/23 05:00)

  • 初の自社製品となる打数カウンター

【東大阪】精密プレス工業(大阪府大東市、橋爪啓二社長、072・873・3226)は、金属加工業者向けの機器事業に乗り出す。6月上旬に自社製品第1弾としてスポット溶接の打数を自動計測するカウンター「OS―01」を発売する。その後も品質管理関連で製品を投入し、2019年5月期に同事業で売上高1000万円を目指す。同社は金属加工を手がけ、17年5月期の売上高は約9000万円の見込み。

カウンターは明星金属工業(大阪府大東市、上田幸司社長、072・877・1661)と共同開発した。加工機の電源コードを流れる電気から発生する磁界をセンサーが感知して計測する。本体と、ノイズを除去する補正機、ソフトウエアで構成。溶接の打ち忘れを防ぐことで、品質向上につながる。消費税抜きの価格は4万3800円で、プレス機やタップ加工機にも取り付けが可能。2年目に200台の販売を目指す。

精密プレス工業では17年中に無線タイプの打数カウンターの発売も予定する。さらに金属が溶ける際に発生する弾性波を観察し、強度を評価する検査機器の開発も進める計画で、機器事業を第2の柱に育てていく。

同社はレーザー加工機やタレットパンチプレスを用いた、オフィス家具の部材加工などをメーンに事業を展開している。事業の多様化のため、新たに機器事業を立ちあげた。

(2017/5/23 05:00)

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