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[ 商社・流通・サービス ]
(2017/6/2 05:00)
JR東日本と防災科学技術研究所(防災科研)は、津波を早期に検知し、列車を安全に運行させる研究を始める。防災科研が運営する総延長5700キロメートルの地震津波観測網「S―net」(用語参照)で検知した津波発生の情報を使う。津波発生の情報を把握し、鉄道の運行中止や乗客の避難などを迅速に判断できれば、被害を事前に防げる可能性が高まる。
JR東日本と防災科研が1日に包括連携協定を結んだ。期間は1日から2018年3月末まで。以降は1年ごとに自動更新する。
JR東は新幹線の防災に、地震動の初期微動(P波)を検知し、より大きな地震波(S波)が来る前に警報を発令する早期地震検知システムを採用している。だが観測点が海岸と内陸部にしかないため、海溝型地震による津波などの早期検知は難しかった。
海底に設置されているS―netは、海で発生する地震と津波をリアルタイムに観測できる。11年3月の東日本大震災...
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(2017/6/2 05:00)
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