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[ 建設・住宅・生活 ]
(2017/6/9 05:00)
西松建設はジオマシンエンジニアリング(東京都荒川区、塚田純一社長、03・6807・7747)と共同で、山岳トンネルの掘削面とその周囲の地盤の性質や状態を、3次元(3D)で評価するシステム「DRISS―3D」を開発した。岩盤を支える柱や掘削手法の選定などに役立ち、施工の安全性や効率性に寄与する。
新システムは、トンネル掘削に使用されるドリルジャンボの施工データを活用し、穴を開けるエネルギーや岩盤の強度などを算出。その結果をボーリングデータとして3D表示する。
さらに専用ソフトウエアを使い、岩盤の状況を3Dの分布図として出力できる。
施工データを数分程度で3D処理し、解析する。作業に影響を与えずに連続的に岩盤を評価できる。掘削手法の選定にも活用が可能だ。
ドリルジャンボの稼働状況を、現場事務所や本社・支店などの遠隔地で監視することもできる。
(2017/6/9 05:00)