昭和電工、中国でアルミ箔工場を増強

昭和電工は中国・江蘇省の高純度アルミ箔（はく）工場の生産能力を現状比３３・３％増の月８００トンに増強する。数億円を投じて製造設備を増設する。１１月の稼働を予定。インバーターに搭載するアルミ電解コンデンサーに使う材料で、中国で太陽電池や産業機械、自動車向けの需要が高まっているため。

同社は中国・南通市の高純度アルミ箔工場で熱処理を行う焼鈍炉を現在の３基から４基に増やす。堺事業所（堺市堺区）から中間製品の圧延箔を供給して、最終加工を行っている。日中合計の生産能力は月３０００トンになる。