[ 機械 ]
(2017/6/26 05:00)
【相模原】オーセンテック(相模原市南区、高田浩社長、042・701・0285)は、バリ取り機など機械製品の研究・開発・生産の国内一貫体制を構築する。2020年の東京五輪・パラリンピックに関連して機械製品の需要が伸びており、海外の委託生産から、11月に稼働予定の国内新工場に一部の生産をシフトする方針だ。機械の月産能力を従来比倍増となる20台に増やす。これにより、20年3月期の売上高で、17年3月期比33・3%増の20億円を目指す。
オーセンテックは新工場を、相模原市緑区に建設する。敷地面積は1320平方メートル、鉄骨平屋建てで建築面積660平方メートル。投資総額は2億円。金属表面の検査用に新型の電子顕微鏡や、設計・解析用に新しいCAD/CAM/CAEなどのソフトウエアを導入する。エンジニアも増員し、バリ取りの自動化やIoT(モノのインターネット)に関する研究も手がける。
主力のバリ取り機「AuDeBu(オーデブ)」シリーズは社会インフラ用や家電用などの需要が拡大し、「生産が追いつかない状況が続いている」(高田全取締役)。そこで海外の委託生産から国内での自社生産に切り替えることで、増産対応と納期短縮につなげる。開発と生産の一体化により多様な顧客ニーズに対応していく。
今後はアジアなど海外での営業も強化する。
新工場建設にあたっては、神奈川県の企業立地支援事業「セレクト神奈川100」、相模原市の産業集積促進方策「ステップ50」の認定を受けた。
(2017/6/26 05:00)
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