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[ 中小・ベンチャー ]
(2017/6/28 05:00)
【名古屋】メタルリンクス(愛知県みよし市、井上潔社長、0561・57・7019)は横型プレス機のユーザー向けに金型などの位置ずれを測定、補正する自社製装置「DOUDA」を使った点検サービスを近く始める。今後、ベテラン作業者の退職で位置ずれの補正に困る製造業が増えるとみて、装置の販売だけでなく、ずれているかどうかを測る事業に乗り出す。同サービスの標準利用料は1日12万円(消費税抜き)。月5件の契約獲得を目指す。
横型プレス機は切断したコイル材を複数箇所で連続プレスし、ボルトやナット、各種精密部品を生産する。金型やコイル材を送る搬送部分は摩耗により位置がずれる。放置すると部品や金型が破損するため、ずれの程度を測定し、補正する必要がある。
通常、プレス機ユーザーはそれをベテランの勘と経験を頼り行っている。同社が開発したDOUDAは、画像センサーで位置ずれの程度をデジタルデータとして把握し、画面上で補正位置を指示。プレス機に設置した機構が補正する。
これまで装置の拡販を図ってきたが、価格が数百万円するため購入しづらい企業も多いことがわかった。そこで装置販売と並行して、測定までを行う点検サービスも展開し、市場を開拓する。単発の受注だけでなく、年間契約の獲得も目指す。
同社はプレス機を長年操作した経験のある井上社長が2011年に設立した。
(2017/6/28 05:00)
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