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[ ICT ]
(2017/7/4 05:00)
IoT(モノのインターネット)の機器間通信に使う広域無線網について、2大陣営が事業拡大に動く。仏シグフォックスの規格「シグフォックス」は京セラコミュニケーションシステム(KCCS、京都市伏見区)とNECがLPガス点検の実証実験を開始、2018年に実用化を目指す。米セムテックのオープン規格「LoRaWAN(ローラワン)」は関西電力と日本マイクロソフト、日本IBMなどがサービス提案を始める。IoT普及には安価な通信網がカギを握る。両社の陣営作りは激化しそうだ。
両規格が対象とするのは920メガヘルツ帯の「省電力広域無線ネットワーク」(LPWA)。低速ながら、無線局1基当たり数キロ―10キロメートル超をカバーできる。
シグフォックスは国内では京セラコミュニケーションシステムがライセンス権を持ち、4月にサービスの全国展開を始めた。18年3月までに36都市に基地局を設置する計画だ。
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(2017/7/4 05:00)
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