[ 機械 ]
(2017/7/11 05:00)
【三菱電機/AR活用で加工結果をイメージ】
三菱電機は新開発の数値制御(NC)装置搭載のファイバーレーザー加工機(写真)を出展する。拡張現実(AR)の活用が特徴で、加工テーブル上からのカメラ画像にARを当てはめる。加工結果をイメージしやすくなり端材の加工の段取り時間短縮につながる。最大出力は8キロワット。建設機械やバスに使う厚板も切断可能。
【旭サナック/横型プレスの小型機種出展】
旭サナック(愛知県尾張旭市)はワイヤ材を複数回プレスし、ネジやボルト、ギアを製造する横型プレス機の小型機種「SF50=写真」を出展する。材料送り、切断など工程ごとに独自の機能があり、精度の高い加工が可能。自動車へのセンサーや電子部品の搭載が増えており、それらをプレス加工する用途で提案する。
【栗本鉄工所/遠隔保守システムなど紹介】
栗本鉄工所のテーマはIoT(モノのインターネット)による「スマートプレス化」。ダイレクトサーボ駆動式鍛造プレス(写真)のパネル展示に加え、遠隔保守システム「M2M」を紹介する。炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形用プレスも出展。ほかに金属板を円筒状・円すい状にそれぞれ曲げる加工機なども提案する。
【ロス・アジア/ダブルバルブISOに対応】
ロス・アジア(相模原市)は、空気圧クラッチ・ブレーキを使用したプレス機械向けに最新型ダブルバルブ「DM2シリーズ=写真」を開発した。冗長性・自己故障診断機能・再起動防止機能をバルブ本体に内蔵し、ISO13849―1(2006年版)で要求されているパフォーマンスレベル「e」に対応している。
【小森安全機研究所/後付け材料追従装置出品】
小森安全機研究所(埼玉県越谷市)はプレスブレーキに後付けする材料追従装置「UPフォロワー=写真」を出品する。曲げ加工で生じる不意な対象物の跳ね上げなどによる事故を防ぎ、作業者の安全を確保する。最大積載量は200キログラム。2人がかりでの大型シート加工も1人でこなせる。リニアスケールにより細かな各種設定が可能。
(おわり)
(2017/7/11 05:00)