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[ 科学技術・大学 ]
(2017/7/14 05:00)
木星表面に浮かぶ巨大な赤い円形模様「大赤斑」を、観測史上最も近距離となる上空9000キロメートルから撮影することに米航空宇宙局(NASA)が成功した。木星探査機「ジュノー」が米時間10日に撮影した画像を公開した。
NASAの専門家は「何百年も科学者たちが観測し、驚き、分析してきたのが大赤斑だ。その写真で史上最も良いのを手に入れた」と述べた。
木星は、太陽系最大の惑星。大赤斑は、木星を覆う雲に表れた巨大な嵐の渦とみられ、4月3日時点の直径は1万6000キロメートル。地球が一つのみ込まれてしまう大きさだ。ジュノーは2011年に打ち上げられ、木星近くに昨年到着して観測に入った。
(マイアミ(米)AFP=時事)
(2017/7/14 05:00)