[ ロボット ]
(2017/7/13 17:30)
(ブルームバーグ)ソフトバンクグループは中国の教育ロボットメーカー、メイクブロックへの出資交渉を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
同関係者によると、メイクブロックは年末までに約6000万ドル(約68億円)の資金調達に向け、企業価値を4億ドルに倍増させることを目指している。部外秘の計画について話すことを理由に匿名で語った。同関係者によれば、数字は暫定的で交渉次第で変更される可能性がある。
ソフトバンクとメイクブロックはコメントを控えた。
セコイア・キャピタルの出資を受けているメイクブロックは、科学・技術・工学・数学に重点を置く教育産業の一角を占めることを狙い、中国の新興企業群のほか、英ピアソンやレゴ・グループ、ソニーなどとしのぎを削っている。
この分野の英語の頭文字を使ってSTEM教育と呼ばれる市場の規模は2020年までに150億ドルに拡大する可能性があると、北京のコンサルティング会社JMDエデュケーションは試算する。深圳に本拠を置くメイクブロックはドローン型の教育用ロボット販売でソフトバンクと今月に入って提携しており、ソフトバンクが発売する。
STEM教育は、子供にプログラミングやロボット工学を学ばせたい中国の親たちの教育熱に着目している。メイクブロックはインテルが支援するロボット教育大会ロボレーブと同様の協議会を地元で開催している。
(2017/7/13 17:30)