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[ 自動車・輸送機 ]
(2017/7/17 05:00)
【名古屋】アイシン精機グループは、トヨタ自動車が全面改良して発売した中型セダン「カムリ」向けに新型のエンジン用オイルポンプや変速機、ディスクブレーキなどを開発した。カムリはトヨタの新設計思想「TNGA」を車両、パワートレーンを含めて全面展開した第1号車種。部品レベルでも大幅に性能を向上させた。
アイシン精機が開発した「エンジン用連続可変容量オイルポンプ=写真」は、世界初の内接ギア構造を採用。独自の歯形にすることで従来品と比べ約33%軽量化した。エンジン冷却用電動ウォーターポンプも同36%軽量化した。
グループ会社のアイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)はトヨタと共同で、前輪駆動(FF)用の2モーターハイブリッド変速機が採用された。アドヴィックス(愛知県刈谷市)もフロントディスクブレーキや電動パーキングブレーキの新製品を開発した。
アイシンAWは北米仕様車向けに、伝達効率を高めた8速自動変速機(AT)と精度を向上させたナビゲーションシステムも受注した。
(2017/7/17 05:00)
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