核のゴミ最終処分、候補地域を月内に公表−経産相

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世耕弘成経済産業相は１８日の閣議後記者会見で、原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物（核のゴミ）の最終処分場建設の候補となり得る地域を、月内にも公表する考えを明らかにした。自治体名など地名ではなく、候補エリアが分かるよう色分けした全国地図を示す予定だ。

最終処分場は地下深くに建設する。候補地域が公表された場合、周辺住民から不安や反対の声が出る可能性がある。世耕経産相は「最終処分の実現に向け、さらなる（国民との）対話を積み重ねたい」と語った。

有識者による経産省の作業部会は２０１７年春、最終処分場の候補地を選定する際の基本方針を盛り込んだ報告書をまとめた。それ以降、同省は候補地域を示す地図の作製と並行して一般向けの公聴会を開催してきた。