[ ICT ]

経産省、AI活用の新経済指標を毎週公表 SNS・POSデータから分析

(2017/7/20 05:00)

経済産業省は19日、人工知能(AI)を活用し、会員制交流サイト(SNS)の書き込みやPOS(販売時点情報管理)データなどから抽出、分析した新たな経済指標の試験結果を公表すると発表した。日々調査を実施し、毎週木曜日に公表する予定だ。月1回公表している景気動向指数や商業動態統計などの統計調査に比べて早期に景況感を推測でき、企業のマーケティング活動などに役立つ公算が大きい。

AIが景況感に関する書き込みを抽出し、「ポジティブ」「ネガティブ」を評価して指数を算出する。従来の統計調査手法では難しかった毎日の景況感を効率的に推測できる見込みだ。また、AIが仕事や景気に関する書き込みを抽出し、統計などのオープンデータと組み合わせ、機械学習しながら「鉱工業生産指数」を予測することが期待される。

経産省は民間企業6社と2016年度から開発を進めてきた。既存統計と比較した相関係数は景気ウオッチャー調査0・79、景気動向指数0・63、中小企業景況調査0・58、景気動向指数0・72、鉱工業生産指数0・90だった。相関係数は1になるほど正の相関が高いという。内容や詳細情報は専用サイトで公開する。

(2017/7/20 05:00)

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