[ 金融・商況 ]
(2017/7/26 05:00)
ビットコインなどの仮想通貨を現実の世界でどのように利用するのか。繰り返されるこの問いにシンガポールの新興企業テンXが出した答えは「ビザ」カードだ。テンXは複数の仮想通貨をドルや円、ユーロといった通貨に即座に両替することができるデビットカードを売り込んでいる。すでに1万枚を超える受注がある。取引は年2000ドル(約22万円)までと制限されるが認証手続きをすれば増額申請も可能だ。
テンXはカフェやレストランで仮想通貨が使えるようにするためビザカード連動のデジタルウォレットとして機能するアプリを開発。支払いは現地通貨で行い、その分だけ利用者の仮想通貨残高から差し引かれる。例えば利用者がこのカードでレストランで100ドルを支払う場合、テンXが2ドルを受け取り残りの98ドルがビザ側に行く仕組み。
現在は八つの仮想通貨に対応。テンXが処理するのは現時点で月間10万ドル程度。2018年末までに月1億ドルの取引、利用者100万人が目標だ。(ブルームバーグ)
(2017/7/26 05:00)
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