カーボンクォンツ、３Ｄプリンターで作ったＣＦＲＰ製ワッシャー

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【広島】カーボンクォンツ（東京都港区、松崎亮介社長、０５０・５３１７・３４９３）は、炭素繊維強化プラスチック（ＣＦＲＰ）製のワッシャー（写真）を発売した。呉工業高等専門学校（広島県呉市）の山脇正雄教授の技術を使い、３Ｄプリンターで積層造形して作成した。マーケティングや用途開拓の目的も含めて、自社のウェブサイトで販売する。消費税抜きの価格は２個で３０００円。

発売したワッシャーは外径２０ミリ×内径１０ミリ×厚さ２ミリメートル、重さ０・７グラム。ＣＦＲＰと熱可塑性樹脂を混ぜたものを３Ｄプリンターで９層積層して成形。その後熱を加えながらプレスし、形を整え気泡を抜く。製造はフドー（横浜市港北区）が担当する。

ＣＦＲＰの活用が進んでいるスポーツ用品や釣り具などでの利用を想定。将来の用途拡大につなげる。