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[ 科学技術・大学 ]
(2017/8/2 05:00)
近畿大学は、花びらから製造した固形燃料「バイオコークス」を飲食店で調理用燃料として使う試験を4日に行う。神戸市で開かれた道路や広場に花びらなどで絵や模様を描くイベント「インフィオラータこうべ北野坂2017」で使った花びらで燃料を作成。市内の廃棄物を再生可能エネルギーへ変換し、地域での循環利用を目指す。
経済性などが実証できれば、飲食店での活用を広めたい考え。このイベントで使われた花は、これまでイベント終了後に廃棄されていた。文部科学省の2016年度「私立大学研究ブランディング事業」に選定された支援事業の一環で行う。
バイオコークスは、稲わらなど再生可能な生物由来の有機性資源(バイオマス)を原料に製造する。光合成を行う植物資源が原料のため、環境にやさしい次世代エネルギーとして期待される。
(2017/8/2 05:00)